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メリーランドに咲く花 5
拍手&コメありがとうございます(^o^)元気の素です。

 僕とクリスは教会の中庭にあるベンチに腰掛けた。

「クリス、昨日は大人気ないことを言って悪かった。マークが急にここを離れた理由は誰も知らなくて、ちょっとショックだった。それに彼がゲイだなんて知らなかったんだ…」

「いいんだ、気にしないでくれ。君もびっくりしただろう。ここは環境がいいし、マークはいずれメリーランドに戻った方がいいのかもしれない」

 クリスは若く見えるが20代後半くらいなのだろうか。雰囲気に落ち着きが感じられた。

「マークとはどうやって知り合ったんだ」

5月にマークがヨーロッパで演奏旅行をした時に偶然知り合った。そこで熱心に口説かれてね」

 そういえば、マークが移籍を決めたのは演奏旅行の直後だった。

「マークと知り合うまでは男に興味はなかった。今でも彼以外の男と付き合うことは考えられない」

 そう言うとクリスは照れたような笑いを浮かべた。よほどマークに大事にされているのだろう。

「男に言い寄られて、怖くなかったか」

「最初はびっくりしたけど、性別よりもハートの問題だと気付いてからはあまり抵抗がなくなった。ゲイとして生きていくこと自体は色々大変だけど」

 彼は彼なりに結構苦労しているのかもしれない。それにマークは気さくだが、わがままで気難しい部分もある。いわゆる芸術家肌の彼についていくのは大変だろう。

(クリスにマイケルとのことを聞いてみようか?)

 男の恋人がいるならば、ひょっとして何か思うところがあるかもしれない。

「同性の親友が恋人に変わることってあると思うか」

 昨日一晩マイケルとの関係を考えていたが、親友としてのマイケルしか考えられなかった。

「恋人になったとしても、一番大事なのは信頼関係だろう。親友としてお互いに尊敬できる間柄なら、恋人としても理想的じゃないかな。ただ。関係を変えるのには勇気と努力がいるだろうね」

「そうか。変なこと聞いて悪かった。忘れてくれ」

 マイケルは男だし、どう考えても友達にしか思えない。彼との友情を壊すのは嫌だったが、もう今までのように彼に接することはできないだろう。

 それから僕は一階でしばらくマークの演奏を聴いていた。今までの彼の演奏も好きだったが、どこか音全体の迫力が増した気がする。

 

 熱烈な恋は人を変えるのだろうか。僕にはその気持ちがよくわからなかった。


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Comment

 秘密にする

アーサー、一生懸命に考えてますね…。
新キャラのマイケル君登場で、これから彼らがどうなるのかが気になります。
今は悩めるアーサーの可愛さに萌えv-238
| URL | 2008/07/24/Thu 21:44[EDIT]
蛍さん>
こういう典型的(?)受けキャラがずっと書きたかったんです。
可愛いアーサーを追及していきます!
tategoto910 | URL | 2008/07/25/Fri 10:25[EDIT]
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