J駅近くの書店で時間をつぶした後、エイブは阿川のマンションのインターホンを鳴らした。
「来てくれないかと思ったよ、あがってくれ」
麻のシャツを着たカジュアルな姿の阿川が玄関に現れた。
「いや、ここでいい」
目を合わさずにエイブが言うと、阿川の表情が曇った。
「もうプライベートでは会わない。それを言いに来たんだ」
わずかな沈黙の後に阿川が口を開いた。
「恋人ができたのか。あんなに私を煽っておいて」
(別にトシと付き合ってたわけじゃないか)
阿川の物言いにエイブはむっとした。
「何だよ、恋人を作れって言ったのはあんだだろう」
「そうだったな」
苦笑いを浮かべて阿川はエイブから視線をそらした。
「それに…トシだって若い男といたじゃないか」
嫉妬しているようで嫌だったが、エイブの口から思わずそんな言葉が出た。
「あれは私の息子だ。年に一度だけ会うことにしている」
(息子?)
エイブは数年前阿川が離婚したことを思い出した。玄関の天窓から差し込む夕日が阿川の顔に暗い影を落とす。
「ごめんなさい、そんなつもりじゃ…」
「お前に恋人ができたんなら、私の役目は終わりだな」
「待って!」
背中を向けようとした阿川にエイブが抱きついた。
「あんたはレイの代わりなんかじゃない。それに一緒にいた男とは何もなかった」
「別に気にしていない。お前の好きにすればいい」
突き放されるように言われてエイブは体を離した。阿川に振り回されている自分が情けなくなった。
「何でわかってくれないんだ。こんなにあんたが好きなのに…」
エイブの足元にポタポタと涙で染みができていた。
「トシが優しくするから、僕は勘違いしたんだ。いつか好きになってくれるんじゃないかって」
唇を噛んで拳を握り締めた。
「でももういい。あんたのことなんて忘れてやる…いくら想ったって振り向いてもらえない相手なんて嫌なんだよ!」
そう叫んで玄関から出て行こうとするエイブの腕を阿川が掴んだ。
「待てエイブ」
「離せよ、セックスの相手なら僕じゃなくたっていいだろう」
阿川はエイブをドアに押し付けた。
「ん…っ…」
唇を奪われて、エイブは思わず声を漏らした。初めはついばむように触れていただけだったが、徐々に味わうような深い接吻に変わっていった。
「私はセックスだけの相手とキスはしない」
(本当なのか…?)
エイブはまだ半信半疑だった。
「私といて本当に後悔しないか」
涙で潤んだ目をしたエイブを見つめる阿川の表情は穏やかだった。
「好きだって…言ってるじゃないか」
阿川がエイブの涙を指でぬぐう。沈みかけた夕日が差し込む中、しばらく二人は玄関で抱き合っていた。
どうなっていくんだろうとハラハラしておりましたが、ここに来て
この先は・・・
むふふふふふ・・・・・・←スケベおやじみたい・・・^^;
これからむふふな展開に(*´ェ`*)ご期待ください。
やっと床に着ける展開になったので、安心(?)して眠れます(^-^*)
エイブ良かったね。
また、続き読みにお邪魔します。早く、リアルタイムで読めるように追いつきたい。
ここまで読んでくださってありがとうございます。感謝感激ですm(. .)m
教頭先生は1万ヒット感謝企画でまた登場させたいと思います。しばしお待ちください…
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